境内

2013/04/09

国指定重要文化財

本社・幣殿・拝殿

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文化3年(1806)の再建。
左手が拝殿、右側が本社で両者をつなぐのが幣殿。
本社は隅木入春日造・正面三間、側面二間。
幣殿は両下造・正面一 間、側面三間。
拝殿は入母屋造・正面千鳥破風、両側面と向拝に軒唐破風をつける。
権現造の複合建築。
屋根は銅板葺。
本社は御姿岩に接し岩奥に御神体を お祀りしている。
目貫の鷲、左右海老虹梁の2龍ほか彫刻が多い。
格天井の花草飛龍の絵は仙台藩の絵師根本常南の筆。

国祖社・額殿

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享保年間(1716~35)建築。
入母屋造銅板葺正面3間、側面5間、妻入、正面向拝一間付。
もと榛名山西部の御祖霊嶽にあったものを、本社のそばに摂社として祀るようになったと伝えられている。
神仏分離以前は本地仏を安置し、本地堂とも呼ばれた。
祭神は豊城入彦命(とよきいりひこのみこと・崇 神天皇の皇子。
上毛野国君・下毛野国君の始祖)、彦狭島命(ひこさしまのみこと・豊城入彦命の孫)、御諸別命(みもろわけのみこと)。
文化11年 (1814)の増築。
入母屋造銅板葺で北面は国祖社に接続。
額殿は本来は神楽の拝見所であるが、大小の「太々御神楽」の扁額を揚げてあることから額殿とも呼ばれている。

双龍門

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竣工は安政2年(1855)。
一間一戸四脚門で総欅造り。
入母屋造、銅版葺、正面と背面に千鳥破風、四面に軒唐破風をつける。
4枚の扉にはそれぞれ丸く文様化された龍の彫刻が施されていることから双龍門と呼ばれるようになった。
羽目板の両面には「三国 志」にちなんだ絵柄が彫られており、天井の上り龍、下り龍とともに双龍門の風格を高めている。
棟梁群馬郡富岡村清水和泉、 彫刻武蔵熊谷宿長谷川源太郎、天井の龍は高崎藩士矢島群芳の筆。

神楽殿

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明和元年(1764)に再建。
北面が唐破風造、南面が切妻造銅板葺で、北側が吹き放ちの舞台、南側を楽屋としている。
神に奉納する神楽を演じる場所であり、本殿と向かい合い、床の高さを同じくする。
棟梁は佐藤直右衛門。